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九一三八字

真四角は、9,138字の文字の開発を目指しています。現在3000字程度を開発しました。一万字の文字を完成させるために、どれだけの労力と時間がかかるのでしょうか。

まず、真四角では、教育漢字(1006字)と呼ばれる小学校6年間で習う漢字の開発をしました。5人のディレクターとデザイナーで、日々文字を作り1000字の文字をデザインしました。そしてそれらの全体のバランスを取り、可読性・デザイン性を向上させるために、さらに倍以上の時間をかけ品質を向上させました。
次のステージは、常用漢字(2136文字)です。常用漢字は日本政府より選定された常生活において現代日本語を書き表す場合に使用する目安とした基準で、新聞・出版・公的な文章などの漢字使用の目安となっています。このステージを網羅することで、一般的に使われる文章は表現することができるのです。しかしそれでは日本人の人名まではフォローできないのです。そのためには、JIS漢字(6,355文字)を開発する必要があります。全くそれを作ろうとする我々も変ですが、これだけの文字を使う文明があることが不思議です。アルファベットの世界からは理解し難いことなのでしょう。

なぜそこまでして私たちは文字を作るのでしょうか。

文字を作ると、過去との出会いが生まれるのです。角字を調べることで江戸時代の文字職人さんとの繋がりを感じることができました。また文字の崩し方がわからない時にはさらに昔の中国の篆書などの文献を参考にすることもあります。江戸文字を書き続ける老人にも出会いました。文字をつくることで自分達が遠い昔の文化と、歴史的なつながりがあることを認識できるのです。

真四角は「繋がり」が未来にも伝わっていくことに好奇心があるのです。

その後は最後のステージです。Adobeが作った基準、Adobe Japan 1-4(9,138文字)です。ここまでくるとやけっぱちです。いままで見た事もないような文字をデザインするのです。将来誰も一度も使わないような文字をデザインするかもしれません。
好奇心が尽きない事を祈りながら、ひとまず真四角は文字を作ります。いつになるかはわかりませんが。ぜひ完成を楽しみにしていてくださいね。

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